NOOBS(2)

NOOBSの最新版(NOOBS_v1_3_4.zip)をSDメモリに展開して、手順通りにインストールを行ったのだが、Raspbianだけがインストールを選択できないという謎の症状に陥って、前回は結局NOOBS Liteでインストールを行った。

公式フォーラムに一部のSDカードで不具合が確認されているとの話があったので、別なSDカードを購入して再度試してみる事にした。

2014-02-24 09.29.34右が前回使用したシリコンパワー製のSDカード、左が新しく用意したPQI製のSDカード。できれば容量を同じにしたかったのだが、クラス10で同容量のが見あたらなかったので、8GBになってしまった。

前回と同じようにSDフォーマッターを使用して

  • 上書きフォーマット
  • 論理サイズ調整ON

でフォーマットを行ったあと、NOOBS_v1_3_4.zipをSDメモリ上に直接展開。クイックフォーマットや論理サイズ調整を行わずにフォーマットすると、正常に動作しない場合があるらしい。もちろん前回もそれは行ったのだが、それでもダメだった。

出来上がったSDカードをRaspberry Piに挿して起動すると、今度はちゃんとRaspbianを選択した時でもインストールボタンが押せる状態になった。半信半疑だったのだが、まさか本当にSDカードを代えただけで正常になるとは思わなかった。

インストールボタンをクリックして開始すると、自動的にダウンロードが開始されて最後まで完了。再起動すると設定プログラムraspi-configが自動起動する。

以前はraspi-configでSDカードの領域拡張を行う必要があったのだが、NOOBSの場合は既に拡張されているのでその必要性は無いようだ。

NOOBSを使用するとSDカードにイメージを展開する時にHDDを破壊してしまう危険性が無く、複数のOSを手軽に利用できるというメリットはあるのだが、トラブルが発生した時に解決する手がかりが無く、買ってきたSDカードをそのまま使用する事はできず結局再フォーマットの必要があるので、まだちょっと微妙な気がする。もう一歩という感じだろうか。

NOOBS

Raspberry PiへのOSインストールは、以前はダウンロードしたRAWイメージをSDカードに書き込む方式しか選択肢が無く、書き込むドライブを間違えると悲惨なことになるので注意が必要だったのだが、新しくリリースされているNOOBS(New Out of Box Software)はSDカードにダウンロードしたファイルをコピーするだけでRaspberry Piで起動する状態になる。

最初から複数のOSコアイメージが含まれていて、NOOBSで起動後にインストールしたいOSを選択すると、自動的にネットワークから必要なファイルをダウンロードしてインストールが完了するようになっているから、誤ってPCのHDDを破壊する危険性が少なく、OSの初期化や切換も簡単にできるようになっている。

と良いことずくめのように思えるのだが、実際に試してみると上手く行かなかった。

公式ページからNOOBS (offline and network install)をダウンロードして、SDカードのフォーマットツールで初期化した4GBのSDカードに展開。出来上がったSDカードをRaspberry Piに差して起動すると、FATの調整を行っています等のメッセージが表示されたあと、インストールするOSの選択画面が表示される。

しかし、ここでRaspbianを選択しても「Install」のボタンが有効にならない。「Edit Config」「Exit」も同様で、選択できるのは「Online help」のみという状態。

Raspbian以外のOSを選択した場合はちゃんとInstallボタンが有効になるのだが、SDカードのフォーマットからやり直してもこの状態は変わらなかった。

OSのコアイメージが含まれていないNOOBS Lite (network install only)で試してみると、この場合はRaspbianのインストールボタンが有効になり、正しくインストールが完了できた。

NOOBS Liteの場合はインストール時にすべてダウンロードしてくる事になるが、先にダウンロードするか後にダウンロードするかの違いだけなので、Raspbianしかインストールしないのであれば他のOSイメージが含まれているNOOBSを使用するよりも早いかも知れない。

公式フォーラムには一部のSDカードでうまくインストールできない不具合の話があり、SDカードの相性問題という可能性もあるので、別なカードを用意して試してみる予定。